学校長挨拶
新潟県立高田高等学校長 山田 喜昭
新潟県立高田高等学校のホームページにアクセスしていただき、ありがとうございます。
本ホームページをとおして、校友をはじめとする本校にゆかりのある方々、保護者の皆様、地域の皆様、あるいは本校を志望する中学生の皆さんへ、本校の特色ある教育活動の数々をお伝えできればと考えております。
本校は今年度で創立148年を迎える全国有数の伝統校であり、これまでに三万人以上の卒業生を輩出して参りました。卒業生は、上越地域、新潟県はもとより、国内外の様々な分野で活躍しています。
こうした歴史と伝統を受け継ぎ、より強固にすべく、平成21年からは「東京企業研修」を始め、生徒たちが企業への提案を行うというスタイルで、課題設定をする力やプレゼンテーション能力を磨いてきました。
さらに、平成25年度から5年間、文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受け、理数科を中心として「未来 Clue Science(ミラクルサイエンス)」などの学校設定科目に取り組むとともに、ベトナム研修を開始し、科学をとおした国際交流を行うことで、コミュニケーション能力、科学的探究心、創造性、課題解決能力などを高めてきました。
また、平成28年度からは、理数科にメディカルコースを新設し、医師による医学講演会や医師体験講座などを実施し、医療従事者に求められる強い使命感と高い倫理観を持った人材を育てて参りました。
平成30年度からは2期目のSSH指定を受け、理数科での課題研究を深化させるとともに、地域と連携した探究学習の充実や地域の先進技術を世界に発信する取組を全校体制で進めています。本年度は2期目最終年であり、まとめの年となります。3期目の指定に向け、成果と課題を集約するとともに、一層充実した活動にしていきたいと考えております。また、こうした活動をとおして、引き続き社会の発展に貢献できる人材を育てて参ります。
本校は、戦国時代「軍神」「越後の虎」などと怖れられた名将上杉謙信公に由来する「第一義」を校是としています。生徒一人ひとりが「物事の真理」とは何かを考え、また、「最も大切なこと」「何を置いてもやらねばならぬこと」を常に問い続け、「高高生」としての自覚を持ち、勉学は言うに及ばず、学校行事や部活動にも主体的、積極的に取り組んでくれています。
若さには無限の可能性があります。私ども高田高等学校教職員一同は、こうした前途有為な「高高生」を支え、導き、育てて参りたいと思います。
令和4年4月