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S S HSUPER SCIENCE HIGH SCHOOL

令和5年度 理数科課題研究中間発表会について

 理数科課題研究中間発表会案内
   課題研究中間発表会参加申込書(word)


66回日本学生科学賞新潟県大会において、3学年理数科生徒の研究が最優秀賞に1点、奨励賞に3点入賞しました。

 最優秀賞には3学年理数科1名の「マクロファージと棘皮動物の再生」、奨励賞には同名の「カーネーションのネムリ病の研究」と同3名「植物の葉を用いたバイオエタノール」、同1名「ナミアゲハの幼虫の雌雄の判別方法」が選ばれました。
 最優秀賞を受賞した研究は、中央予備審査に出品されます。

65回日本学生科学賞新潟県大会において、3学年理数科生徒の研究が最優秀賞に1点、奨励賞に2点入賞しました。

 最優秀賞には3学年理数科2名の「キチンを用いた医療用素材の研究」、奨励賞には同2名の「天然着色料の活用」と同1名「触角と交替性転向反応の関係」が選ばれました。最優秀賞を受賞した研究は、中央予備審査に出品されます。


令和3年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会にて奨励賞を受賞しました

 8月4日(水)、5日(木)、神戸国際展示場で行われたSSH生徒研究発表会にて、3学年理数科2名の生徒が発表した「キチンを用いた医療用素材の研究」が奨励賞を受賞しました。本校の受賞は令和元年度のポスター発表賞、令和2年度の審査委員長賞に続き、3年連続となりました。



今年度の行事




はじめに:SSH事業の目的

 高田高校は、平成25年度に文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受け、「日本の科学技術の未来を支える人材の育成」に取り組んできました。 その成果を認められて、平成30年度より第2期目の指定を勝ち取ることができました。
 SSHは、独自のカリキュラムによる授業や、大学・研究機関などとの連携、地域の特色を生かした課題研究など、様々な取組を積極的に行うことで、 科学技術系人材を育成するための事業です。
 高田高校では、この「科学技術系人材の育成」を、理数系に特化した教育と考えるのではなく、科学的な視点を持ち、 広く社会に貢献できる人材の育成と捉えてカリキュラムデザインを行っています。 そのため、全校生徒を対象にSSHの事業に取り組んでいます。


高田高校 SSHの特徴

 「探究する高田 〜科学的探究による深い思考力と国際交流による高い表現力の獲得,そして世界に向けた「第一義」の追求〜 」という研究題目を掲げ、 探究型の学習の推進と、科学を用いた国際的な交流の拡大に取り組んでいきます。


(1)探究型の学習の推進
 探究型の学習を行い、主体的・対話的で深い学びをとおして、確かな学力、深い思考力、高度な表現力を獲得します。

【内容】
@理数科「MC課題研究」(理数科生徒を対象)
 1年次には、研究活動に必要な知識や技能を身に付けるため、理科基礎実験、課題研究に向けた講義と実験、 フィールドワークサイエンスツアー、大学等での先端実験講座に参加します。 また、上級生の研究を参考にしたり、他の先行研究を調べながら、自分の研究のテーマを考えます。 2年次には研究課題に対して仮説を立て、実験を行い、それを考察しまとめます。 3年次には、研究内容を校内外で発表し、その後研究をさらに深めて論文にまとめます。

A全生徒対象「MC探究」(全校生徒を対象)
 MC探究の「探究スキルトレーニング」では、論理的思考力の育成、プレゼンテーションスキルの獲得、問題発見や課題解決能力の向上を目指します。 1年次にはプレゼミ活動として地域の課題を用いた探究型の学習を行います。 2年次のキャリア教育型ゼミ活動では、日本の大手企業からもらったミッションに対し、グループごとに解決策を考えます。 秋には実際に企業を訪問し、解決策のプレゼンテーションをします(東京研修)。 その後、校内でも発表会を行い、最後に研究を論文にまとめます。

B授業改善に係る取り組み
 教科の学習内容を発展させて、探究型の学習を取り入れます。 学習の到達目標をルーブリックなどで段階的に示し学ぶ意欲を高めます。 授業内の学習において生徒の主体性が高まる工夫を行います。 また、複数教科を融合して、上越の科学を深く学ぶクロスカリキュラム「上越サイエンススタディ」を実施します。 上越教育大学と連携し、主体的・対話的で深い学びを取り入れた授業改善に取り組みます。


(2)科学を用いた国際的な交流の拡大
 現在行っている科学交流を拡大し、学んだ成果を広く海外に発信することで、高度な表現力と国際性を身に付けます。

【内容】
@海外高校生との科学交流
 海外サイエンス交流では、ベトナム社会主義共和国やニュージーランドを訪問し、現地の高校生と科学を用いた交流を行います。 共通の科学テーマに基づいて研究を行い、科学的な学習に関するプレゼンテーションを行います。 プレゼンテーションの後にはディスカッションを行い、提言をまとめます。 事前事後学習として、テーマに基づいた研究を行うとともに、インターネットを用いて交流を行います。

A英語プレゼンテーション力を高める学習
 年間を通じて、グループごとに英語でプレゼンテーションを行います。 県内大学の留学生や海外の高校生らを呼んで交流会を行います。

B地域の科学から世界へ(上越サイエンススタディから国際シンポジウムへ)
 発酵国際シンポジウム:上越に関係の深い「発酵」について体験的に学習し、郷土の科学技術について研究を行います。 その成果を「発酵国際シンポジウム」として世界の各地からの参加者とともに発表します。


SSH通信

【令和5年度】
【66号】(2024年3月)
【65号】(2024年1月)
【64号】(2023年12月)
【63号】(2023年11月)
【62号】(2023年8月)
【61号】(2023年7月)
【60号】(2023年6月)
【59号】(2023年5月)

【令和4年度】
【58号】(2023年3月)
【57号】(2022年12月)
【56号】(2022年12月)
【55号】(2022年12月)
【54号】(2022年9月)
【53号】(2022年5月)

高田高校 SSH事業計画

 平成30年度事業計画(2期1年目)


研究開発 報告書

2期目6年次
2期目5年次   2期目4年次   2期目3年次   2期目2年次   2期目1年次
1期目5年次   1期目4年次   1期目3年次   1期目2年次   1期目1年次


理数科3年 課題研究論文集

令和5年度
令和4年度
令和3年度
令和2年度    


第2学年 東京企業研修、ベトナム・サイエンス研修報告書

令和5年度
令和4年度
令和3年度
令和2年度


授業実践例

 MC English 「Heart and Lungs」
 Chemistry in English 「Chemical oxygen demand」
 MC課題研究T プレ課題研究実施概要
 MC課題研究T プレ課題研究 化学(VC定量)
 上越サイエンススタディー 雪と氷
 上越サイエンススタディー アルコール発酵
 上越サイエンススタディー 麹菌によるデンプンの分解


高田高校 SSH関連行事

新潟薬科大学における実験講座(理数科 1年)
 新潟薬科大学応用生命科学部と連携して、バイオテクノロジー技術について実験を通じて学習します。 大学の実習施設を利用して、バイオテクノロジーの各種機器の使用方法を学び、大学の先生から指導を受けます。 様々な講義やディスカッションを通して将来の研究者としての意識を醸成します。











フィールドワーク(理数科 1年)
 野外観察を通して、夏緑樹林の植生構成を知り、さらに昆虫を採取し観察・同定を行います。 森林の生物の多様性を体験的に学習し、また、スケッチ・標本作製・系統的な分類と同定を通じて、観察・整理・分析の能力を磨きます。

  


課題研究(理数科 1〜3年)
 深い思考力と高度な表現力を身に付けることを目的に、理数科生徒が課題研究に取り組みます。 課題研究活動では、1年次に興味を持った身近な事象から研究テーマを設定し、2年次には研究仮説を立て、それを検証するための実験を行います。 研究では大学等の研究者から助言をもらいながらも、自分で主体的に活動を進めます。 関連して、東京研修では、研究に関連した施設を訪問し、研究を深めます。 その研究の成果は3年次の課題研究発表会で発表します。













サイエンスツアー(理数科 2年)
 東京大学神岡宇宙素粒子研究施設や東北大学ニュートリノ研究センターなど、国内屈指の研究施設を訪問し、 最先端の装置や施設を間近に見ることで、世界的な科学の研究について理解を深めます。











上越サイエンススタディ(普通科・理数科 1年)
 1年生全員を対象に、共通のテーマで各教科が連携して学習を行う上越サイエンススタディでは、 地域の自然や産業・科学技術史を深く学ぶため、共通のテーマで講義や実験・観察を行い、理解を深めます。
 「発酵」では、麹を用いて味噌と甘酒を仕込む実験を行い、麹菌のつくったアミラーゼによるデンプンの糖化の様子を観察・測定します。 そして、郷土が生んだ発酵・醸造の世界的な研究者である坂口謹一郎博士の業績について学習し、また、大学の研究者から発酵学についての講演をしてもらいます。 上越の誇る文化である発酵を科学的に学ぶ、高田高校の科学学習の大きな柱の学習活動です。
 上越サイエンススタディの第2回では「雪と氷」をテーマにします。 講演では、南極の氷に触りながら、南極について話を聞きます。 閉じ込められた空気の成分を分析することでこれまでの気候の移り変わりを知るとともに、今後の地球温暖化の対策や将来の地球に与える影響について考えます。 また、雪氷学の研究成果が冬の雪による災害に対する防災研究に生かされていることを学習します。 実験では、ドライアイスを用いて人工的にダイヤモンドダストを作り出します。 実験を通して、雪や氷ができるメカニズムを理解し、科学に対する興味、関心を深めます。





研究成果の発表
 近年は校外の大会等で、次のような成果をあげています。
  成果 
生物同好会 ・生物オリンピック予選 優秀賞(H26,H27)、同本戦 敢闘賞(H26)
・日本動物学会大会 優秀賞(H29)、同関東支部大会参加(H28)
・新潟県高等学校文化連盟自然科学専門部研究発表会ポスター発表の部 優秀賞(H29)
・柏崎高校課題研究英語発表会参加(H29)
化学同好会 ・SSH生徒研究発表会全国大会 ポスター発表賞(H25)
・新潟県化学インターハイ出場(H28,H29,H30,R元)、敢闘賞(H29,H30)、「最優秀チーム」に選ばれ新潟日報社賞受賞、総合種目第3位、筆記部門第1位、実験総合種目第3位、上級実験種目第2位、敢闘賞(R元)
・化学グランプリ 奨励賞(H27,R元)
ロボット同好会 ・WRO JAPAN新潟予選会ミドル競技シニア部門 第1位(H30,R元)、同決勝大会ミドル競技シニア部門 第4位(H30)
数学オリンピック同好会 ・日本数学オリンピック予選Bランク(準合格)(R元)
理数科
  課題研究班
・日本気象学会ジュニアセッション参加(H29,R元)
・日本地質学会デジタル審査 奨励賞(H29)
・日本学生科学賞新潟県審査 奨励賞(H27,H28,H29,H30)、優秀賞(H30)
・SSH生徒研究発表会全国大会参加(H27,H28,H29,H30,R元)、ポスター発表賞(R元)
・東京理科大学主催坊っちゃん科学賞研究論文コンテスト 坊っちゃん科学賞(R元)

    


MC探究:協働力・論理的思考力を伸ばす学習(普通科・理数科 1・2年)
 情報を客観的に分析し、論理的に思考する力を育成することを目標に、全生徒を対象にクリティカルシンキング演習を行います。 また、グループの中で建設的、創造的に議論を進めていくためのスキルを身に付けるために、グループディスカッション研修会を行っています。 このような活動を通じて、生徒たちは他者との関わりの中で自分の力を発揮するためにどうすれば良いのかを試行錯誤することになり、協働性を高めることになります。

 


キャリア教育型ゼミ活動:探究型の問題発見、課題解決型学習、東京企業訪問(普通科 2年)
 高田高校では探究型の学習の中で答えのない問いに挑戦します。 その集大成が2年次のゼミ活動と東京研修です。首都圏の大手企業の協力を得て、高田高校生が各企業で研修を行います。 その際に、各企業に対して「提案」をプレゼンします。 企業の事業や理念を調べ、社会的な背景を分析し、高校生らしい発想とその価値を裏付ける客観的なデータを駆使し、大人をあっと言わせる提案作りを目指します。

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海外サイエンス交流(2年生希望者)
 2年生では、希望者がベトナムホーチミン国家大学附属高校を訪問し、ベトナムの優秀な生徒とサイエンスを用いた交流を行います。 現地で研究発表を行うことによって、さらなる研究発表の向上や意欲的に課題研究に取り組むようになります。 また、サイエンスの力を用いてどのように社会に貢献するかを現地生徒たちとディスカッションすることによって、グローバルな社会で活躍できる人材としての意識を高めます。 なお、日立アジア(ベトナム)様にご協力いただき、ベトナムでのインフラ事業について研修することで、 海外で活躍する日本企業の仕事を目の当たりにし、進路意識を高めて自分の将来を思い描きます。













英語プレゼンテーション活動
 今年度は4月に、友好関係にあるベトナムホーチミン国家大学附属高校の生徒が本校を訪問し、交流を行いました。 今後は、大学に通う留学生らとの交流会を行う予定です。

    

新潟県立高田高等学校

〒943-8515
新潟県上越市南城町3丁目5番5号
school*takada-h.nein.ed.jp
*を@に変えて下さい。

 TEL
 代  表  025-526-2325
 副校長・教頭  025-526-2323
 1 学 年  025-526-2317
 2 学 年  025-526-2318
 3 学 年  025-526-2319
 進路指導室  025-526-2412
 Fax  025-523-0825